きょうのひとりごと。

きょうの出来事や駄文を徒然なるままにしたためていきます



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maitanco

Author:maitanco
せかせかしてる人が多い街で
今日ものんびり気ままに暮らしてます。

「ちょっとあーたけっこうせっかちじゃない?」
ノンノン、そのように見えるのは仮初の姿。
こう見えてかなりののんびりなのさ。

■□■favorit■□■
L’Appartement DEUXIEME CLASSE 、edit.for LuLu、Drawer、DRESSTERIOR、green、Rupert Sanderson、antiquelosium、JANTIQUES、ALBION、PAUL&JOE、SONIA RYKIEL、LUNASOL、RMK、Elegance、万年筆収集、文房具収集、pelikan souveran white tortoise、Pilot Custom823、 LAMY safari、フルハルター、読書、お散歩、料理、お菓子作り、豆から挽く珈琲の香り、紅茶、カフエ巡り、ホットケーキ・パンケーキショップ開拓、日本酒、ワイワイ騒ぐこと、言葉あそび、唄うこと、踊ること、学食巡り、美術館、オペラ鑑賞(劇場未経験)、LEGOブロック、プロ意識の高い職人さん、RAHMENS、BLACK BOTTOM BRAS BAND、SOIL&"PIMP"SESSIONS、SUPER BUTTER DOG 、CRAZY KEN BAND、スガシカオ、山崎まさよし、安住紳一郎の日曜天国、森山信彦氏、内澤旬子氏、and more...

■□■得意なこと■□■
転寝・電車を乗り過ごす&乗り間違える
到着時間に家を出て大童。
えとせとら。
ケセラセラ。


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作家が嘘をつかなかった一日
399785_219.jpg








今日一日スピーチ内容を詳しく知りたくて
仕事中ソワソワして仕方がなかった。
お昼休憩ににこんな話熱く語ったらアレがアレしてアレだしね!

大好きな作家、村上春樹さんがイスラエル最高の文学賞、
「エルサレム賞(Jerusalem Prize)」受賞に寄せて
パレスチナ自治区のガザ侵攻に対し、
自らの口から巧みな比喩を使って春樹さんの言葉で思っている
事をありのままにスピーチしてくれました。
「おめでとう」と簡単に言うのは言葉が軽すぎる気がします。


「黙りこくっているよりも、ここへ来て話すことを選びました」

なんとも春樹さんらしい選択。
各方面から批判や受賞辞退をすすめる動きも多い上
身の危険もあるというのに、リスクを省みず
自らの言葉で思いを誠実に、実直に語ってくれた
彼を好きで本当によかったと改めて思います。


彼のように高くて厚い壁にぶち当たっても、自分で考え、
卵の側に立って守っていける、そんな強い意志を持たなければと。
春樹さんのようには自分の言葉で言い尽くせないけれど、
考えてから行動する、この流れを忘れてはならないなと思いました。

システマティックじゃなくいつだってアナログでいい。

普段平和な島国でのほほんと暮らしている自分が
イスラエルとガザ侵攻について
調べ、考えるきっかけを与えてくれた事、
これほど真っ向から、言葉を取捨選択して語ってくれた事
についても心からの感謝を贈りたいです。

peaceなんて月並みなことは言いたくない。
食べるのに困らず、強靭な圧力や政策に怯えることなく
安心して穏やかな心で生活できる。 そこに笑いがあれば尚いい。
そんな暮らしが世界中でできればいいのに。

スピーチでは彼の父についても
触れられていることをmixiのとあるコミュニティで知りました。

彼の父は中国に徴兵されていて、朝食前にお仏壇の前で
手を合わせるのが日課だったのだそうです。
幼き彼がどうしてそんな事をするのか尋ねると、
戦争で死んでいった人々のために祈っていたと答えたそうです。

普段彼が奥様以外の血縁の家族についてメディアで語っている
ことはほとんどないので驚いたと同時に、
彼の内面や文章から滲み出てくる暖かさみたいなものの
ルーツを感じて、心の柔らかいところをフワッと掴まれたような
気持ちになりました。
色で言うとオレンジと黄色とピンクがマーブル模様になったような。


いつか、サリン事件についての著書「アンダーグラウンド」
の時のように、春樹さんの言葉と思いでガザ侵攻に対しての本を
出してくれたら、と願って止みません。


あちらこちらのサイトで翻訳が出ていて一通り読んでみた結果、
こちらのブロガーさんが複数のメディア
(エルサレム・ポスト、Japan Today web版、中国新聞、TBS)
から情報収集されていて一番信用性が高いと思ったのでお借りしました。

■□■Les vacances de Monsieur Keitaro■□■
http://d.hatena.ne.jp/nakamu1973/20090217
ブロガーKeitaroさんにも敬意を払いたいです。


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「Israel is not the egg」(卵と殻) 村上 春樹



「嘘をつくのは小説家だけじゃありません。政治家も――失礼、大統領閣下――外交官も嘘をつきます。でも小説家は、他の人たちとは少し違っています。私たちは嘘をついたことで追及を受けるのではなく、賞賛されるんです。しかも、その嘘が大きければ大きいほど、賞賛も大きくなります」

「私たちの嘘と彼らの嘘との違いは、私たちの嘘は真実を明るみに出すためのものだ、ということです。真実をそっくりそのままの形で把握するのは難しいことです。だから僕たちはそれをフィクションの世界に変換するんです。でもまず手始めに、自分たち自身の中のどこに真実が潜んでいるかを明らかにしなければなりません」


「今日は、真実をお話しようと思います。僕が嘘をつくことに携わらないのは年に数日だけなんですが、今日はそのうちの一日です」

「受賞の申し出を受けたとき、ガザでの戦闘のことで、ここに来ないようにという警告も受けました。僕は自問自答しました。イスラエルに行くのは適切なことだろうか? 当事者の一方を支持することにならないだろうか?」

「そして、圧倒的な軍事力によって人々を苦しめることを選んだ国家の政策を是認することになってしまわないだろうかと」


「僕は考えて、そして来ることに決めました。たいていの小説家と同じように、僕も言われたのと正反対のことをするのが好きなんです。やれやれ、小説家としての性みたいなものですね。小説家というのは、自分の目で見て、自分の手で触れたものしか信じないんです。だから僕は、自分で見ることを選びました。黙りこくっているよりも、ここへ来て話すことを選びました」

「たとえばそこに硬くて高い壁があって、一個の卵がそこにぶつかって行くとしたら、たとえ壁がどんなに正しくても、卵がどんなに間違っていたとしても、僕は卵の側に立ちます」

「壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。
高い壁とは戦車だったりロケット弾、白リン弾だったりする。卵は非武装の民間人で、押しつぶされ、撃たれる。」

「なぜか? 僕ら一人ひとりが一個の卵だからです。壊れやすい殻に入った、唯一無二の魂だからです。僕らはみんな高い壁に立ち向かっています。壁とはつまり、個人としてまっとうとは言いがたい行為を僕らに無理強いしようとするシステムのことです」

「(システム)はしばしば一人歩きをはじめ、私たちを殺したり、私たちが他人を冷たく、効率的に、システマティックに殺すように仕向けたりします」

「私たちひとりひとりには、有形の生きた魂があります。システムにはそんなものはありません。システムが私たちを思うままにすることを許してはならないのです。

「僕が小説を書く目的はひとつしかありません。個人の持つ独自の神性を引き出すことです。独自性を満足させ、システムにからめ取られないようにすることです。だから――僕は、生命の物語を、愛の物語を、人を笑わせ、泣かせる物語を書くのです」

「目に見える限りでは、私たちには希望が無いように思えます。壁はあまりに高く、あまりに強い。もし私たちに勝利への何らかの希望があるとしたら、それは私たちの完全なる独自性から来るものでなければならないでしょう」

「システムが私たちをコントロールしたり、私たちを何者かに作り上げたりすることのないようにしなければなりません。私たちこそが、システムを作ったのですから」

「イスラエルの皆さん、僕の本を読んでくださったことに感謝します。私たちが意義のある何かを共有できていることを望んでいます。あなたたちこそ、僕がここへ来た最大の理由です」


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徒然。 | 2009/02/18 01:13 | コメント(0)






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